共用体制
(他の共用システムとの連携)
総合科学実験センターの小串キャンパスにはバイオメディカル研究を行う遺伝子実験施設の他に生体分析実験施設(顕微鏡等画像)、 生命科学実験施設(動物)、RI実験施設があります。それぞれの施設に研究分野に特化した専任教員が配置されており、 境界領域の研究支援には担当教員が協力してサポートしています。電子顕微鏡や多光子レーザー顕微鏡の管理は生体分析施設の教員が行い、 ガスクロマトグラフィーのような放射線装置を含む機器はRI施設の教員がサポートしています。 遺伝子組換え動物の作出・維持では遺伝子と生命の教員が協力して支援を行っています。 次世代シーケンス解析のバイオインフォマティクス解析は、コンピューターを専門とする教員がサポートしています。
(大学間連携)
中国地区国立大学遺伝子実験施設と共同で相互利用を行う中国地区バイオネットワークを立ちあげ、 毎年安全研修会を実施し、遺伝子組換えに関する教育を実施しています。さらに各大学研究拠点を設置し、 共同受託システムを構築しました。このシステムでは山口大学が次世代シーケンス解析の拠点となり、 中国地区から受託を受け入れています。毎年、5大学が持ち回りで受託解析の説明会を実施し広報活動を行っています。 また、技術者の技能向上のため、各大学が順番に技術講習会を実施し、支援職員の多くが講習を受け、職員同士の情報交換を行っています。 今回の事業に中国地区ネットワークシステムを活用し、 機器利用や受託システムの活性化と中国地区国立大学全体のレベルアップに貢献しています。