概  要

山口大学遺伝子実験施設は、文部省令により学内共同利用施設として平成6年に発足した。平成6年11月に前任の岸 助教授が、さらに平成9年5月に田淵 助手が着任し、医学部旧中央研究棟の2階と4階を借りて活動を開始した。平成8年度の補正予算で、医学部解剖棟および実験実習機器センター棟との複合棟(地上6階、床面積3492m2)が認められ、平成10年3月に竣工した。遺伝子実験施設(1500m2)は、複合棟の2階と3階、および1階と4階の一部を占め、医学部臨床実験棟(RI実験施設と動物実験施設)に面している。2階にはRI実験室(188m2)とP1実験室を、3階にはP2実験室、DNA構造解析室、カンファレンスルーム、休憩室を、4階にはP3実験室を設置している。また、平成13年10月には岸 助教授が鹿児島大学歯学部口腔細菌学講座に教授として転任し、平成14年4月より水上 助教授が着任した。
 遺伝子実験施設は、遺伝子実験及び遺伝子情報解析における技術支援を行うことを目的とし、業務内容は、組換えDNA実験における遺伝子実験及び遺伝子情報解析の実施とその材料の収集と提供、さらに教育訓練である。なお、遺伝子実験施設内のRI実験は医学部RI実験施設の管理下に行われる。